ブログ@HoloLabInc

株式会社ホロラボのブログです

2022年のふりかえり

中村です。

6年目の年末が終わりました。 ホロラボも6期目が終わり、7期目に入りました。

引き続きアウトプットを出しつつも、少しずつ変化が出始めた年になったと思います。 スライドはこちら。

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過去のふりかえりはこちら

概要

全体の状況としては、コロナ禍は継続しつつも現場が戻ってきており、2022年の後半は出張も増えてきました。一方で、物理空間とデジタル空間をつなげる取り組みも引き続き続いています。

アプリ開発については、デバイスを使いつつも、それを広げるためのWebシステムやデータ準備の重要度が上がってきました。 後でも紹介しますが、Webアプリを主業務とするエンジニアに新たに加入、社内でロールチェンジしてもらい、いままでのメンバーと合わせてが10人になりました。 データについても新設したSIAR(サイアー : 空間情報技術)チームが1年を通して忙しくするほどにお引き合いをいただきました。 これによって、クライアント・デバイスアプリで使うための下地(Webシステム)とそこを通すデータがそろう形になります。

引き続きの注力分野であるクライアント・デバイスアプリについては、実運用を見据えて具体的な取り組みが増えています。

これらが、メンバーのロールやアウトプットの変化につながっています。

売上については堅調に推移しています。 ここには出していませんが、この2年くらいで業務体制の改定をしており、利益については大幅に改善をしています。

メンバー

2022年も15人の方に新しく入社いただきました。 2021年も15人の方が入社、現在60人のため、この2年で倍の人数になりました。

概要でも書きましたが、特筆すべきはロールとしてWebのエンジニアが大幅に増えています。 2022年は5人の方にWebエンジニアとして入社いただき、3人の方がデバイス系のアプリエンジニアからWebエンジニアにロールが変わっています。 いままでWebエンジニアとして活躍していた2人と合わせて、計10人の体制となっています。

居住地については変わらず全国各地にメンバーがいる状況です。継続してフルリモートでの業務になり、それをメリットとして転職される方も多くいます。

アウトプットハイライト

2022年も多くのアウトプットを出すことができました。 関わっているメンバーや快く事例公開をしてくれるお客様に感謝です。

大きな仕事の一つとしては、NTTドコモ社/NTTコノキュー社のXR Cityの開発パートナーとしてサービスのリリースに関われたことです。 世界的にも類を見ない大きなサービスに関われリリースにたどり着けたことは非常に大きな経験だと感じています。

自社サービスの中心であるmixpaceは、粛々と開発を進めつつ、リコー社のバーチャルワークプレイスとの連携のリリースを行うことができました。 mixpaceはBIMやCADなどの3Dデータを即座にARなどで閲覧できる形式に変換します。これをVRに持っていくことでVRでの遠隔コミュニケーションに利用することが可能になりました。

変換については、さまざまなデータ形式への対応、同じデータ形式でも作り方によって変換結果が変わるため、リリースより積み重ねてきた知識と経験のなせる技だと自負しています。

2022年の新しい取り組みとして建設に特化したAECチームと、3Dスキャンやフォトグラメトリに特化したSIAR(サイアー : 空間情報技術)チームを新設しました。 こちらもおかげ様で好評で、多くの依頼をいただいています。

アウトプットできた取り組みとしては、日建設計社とCyber-Physical Workplaceの取り組み。

東京メトロ社と総合研修訓練センターの3Dスキャン・フォトグラメトリが挙げられます。

このほかにもさまざまな取り組みを行いました。

昨年から広がっている広域の取り組みでは、国土交通省のProject PLATEAUで2つのプロジェクトに参画しています。 一つは東京都八王子市での街づくりへの適用、もう一つは静岡県沼津市でのモビリティへの適用です。

HoloLensで部屋から始まった取り組みが、都市まで広がってきた一年でした。

これらの取り組みのいくつかは「HoloLab Conference 2022」としてお客様と一緒に事例の公開をしています。

HoloLab Conference 2022 - Program Schedule | ConfEngine - Conference Platform

これらの取り組みは個別の案件である一方で、会社全体としてみると繋がっている中での活動になっています。 HoloLensのアプリ開発から始まったホロラボですが、いまでは「3Dを扱う」ということが共通項になっています。

デバイスはもちろんのこと、それを扱うインフラ、データと広げています。

2023年も引き続きご愛顧・ご注目のほどよろしくお願いいたします。