Ignite 2021が日本時間3月3日から開催されました。初日の基調講演では1時間枠のうちの45分ほどがAlex KipmanのMR関連になっており、大きな比重を占めていることがうかがえます。
この中で「Microsoft Mesh」というMRを含むマルチデバイスのアプリプラットフォームが発表されました。Microsoft MeshはHoloLens、Windows MRやOculus QuestなどのVR、2D PC、iOS、Webなどの複数のプラットフォームで利用できるVirtual コラボレーションプラットフォームです。
基調講演動画
その他にも Azure Remote Rendering のリリース、 Azure Object Anchors のパブリックプレビューの案内がありました。
Microsoft Mesh
MRを含むマルチデバイスのアプリプラットフォームです。
技術的には、アバター、空間、レンダリング、ユーザー同期の機能を持ちます。
『Pokémon GO』の実証デモ
We’re thrilled to collaborate with @microsoft & @hololens on new experiences that will weave together the digital and physical world. Check out this proof-of-concept demo, built on our planet-scale platform, and the amazing possibilities that could await. https://t.co/ig0bQUIQ8b pic.twitter.com/gGk5djVayC
— Niantic, Inc. (@NianticLabs) 2021年3月2日
Introducing Microsoft Mesh
Microsoft's Alex Kipman unveils Microsoft Mesh
ホロラボではHOLO-COMMUNICATIONなど、Meshにも入っている機能を独自に開発したパッケージを展開しています。これらのアプリを引き続き進めること、Mesh化を行うことで、Meshを利用したアプリケーションの開発を進めていきます。
ファーストインプレッションはこちら。
その他の参考リンクはこちら
Azure Remote Rendering(ARR)
HoloLens単体ではレンダリングできない高ポリゴンデータを、Azureでレンダリングすることでその限界を超えるサービスです。
サービスページ
ドキュメント
GitHub
ホロラボではいくつかの個別案件の実施と、 mixpace へのオプション機能の組み込みを行っています。
Azure Object Anchors(AOA)
車などの物体を3D形状で認識する機能です。
認識対象の3D CGデータをAzure上で学習し、その学習モデルを利用してHoloLensの環境データと合わせることで認識を行います。
サービスページ
ドキュメント
GitHub
ホロラボでは mixpace でCADデータの扱いも行っておりますので、連携含むAOAの利用を進めていきます。