10月23日(金)・24日(土)に開催される「東京大学柏キャンパス一般公開2026」で、空間情報科学研究センター(CSIS)の新保奈穂美先生の企画「バーチャル農園・里山探検!何が見つかる?」が展示され、ホロラボも協力として参加しています。
柏キャンパス一般公開2026
東京都日野市の農園や緑道をXGRIDSのスキャナーで撮影した空間情報を活用し、都市における農の没入体験を届ける取り組みです。
日野の「農のある風景」
新保先生は、都市の空き地や農地を市民が自分たちで運営する「アーバンガーデニング」を研究されています。富山県のまちづくり系イベントに弊社スタッフが参加した際に講師としてご登壇されていらっしゃった新保先生とまちづくりと空間情報についての情報交換の打ち合わせを持ったのがきっかけでした。伺うと筆者(武仙)自宅から自転車でいける日野市を研究フィールドとされていらっしゃるということで、現地見学をすることになりました。
東京都日野市は多摩川やその支流浅川からの豊富な水資源に恵まれ、町中のあちこちに水路が今でも見られる一方で、農業従事者の高齢化などで宅地化が一層進み都市の景観が変わり続けています。自治体や地域コミュニティはそんな「農のあるまちづくり」に力を入れている地域で、今回はその中のひとつ「せせらぎ農園」が舞台です。
日野市の住宅街のど真ん中にある「せせらぎ農園」
春に撮って、秋にもう一度
4月にせせらぎ農園を見学させてもらうことになった際に、XGRIDS Lixel Kity K1を持参して早速スキャンしました。3D Gaussian Splattingデータを生成してArrival.Spaceに配置したものをご体験頂いたところ、新保先生から「季節ごとに体験できたら面白いですね」という声が。
春のせせらぎ農園 ~ 水路にはカモが気持ちよさそうに浮いていました
それならということで、9月19日にLixel K2で再撮影しました。せせらぎ農園に加えて、水車のある向島用水親水路も撮っています。当日は雨が降ったり止んだりで、止み間を狙っての撮影でした。農園は新保先生ご自身にスキャナーを持って撮影にトライいただきました。
秋の農園では曼殊沙華がちょうど見頃で、赤い花までしっかり残せました。春とほぼ同じ範囲のデータも作ったので、同じ場所を春と秋で見比べられます。
秋のせせらぎ農園と曼殊沙華
会場ではQuest 3で体験
会場ではMeta Quest 3をかぶって、Arrival.Space上の農園や緑道を自由に歩き回れるようにする予定とのこと。春と秋で何が変わったのか、ぜひ探してみてください!
バーチャル農園・里山体験!
現地に行かなくても農の風景の中に入れて、季節の移り変わりを記録として残しておける。3Dスキャンのそんな使い方を、これからも新保先生とご一緒に試していきたいと思います。