株式会社ホロラボ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:中村薫)は、株式会社イトーキ(本社:大阪市城東区 社長:平井嘉朗、以下イトーキ)と共同で、HoloLensを活用した次世代遠隔コミュニケーションシステムのプロトタイプを製作しました。
HOLO-COMMUNIATION(仮)と題された同プロトタイプの研究開発は、オフィスにおける「会議」にHoloLensが持つMixed Reality(以下MR)技術やセンサー技術を適用することで、空間を超えた新しいコミュニケーションを実現しようとするものです。
■HOLO-COMMUNICATION (Augmented Meeting System)紹介ムービー
*Youtubeビデオリンク: https://youtu.be/QcHtHYIboR4
■遠隔コミュニケーションシステムの仕組み
リアルな場としての会議参加者がHololensを着用すると、遠隔参加者の前に設置されたMicrosoft Kinect等の3Dセンサーによりリアルタイムに取得された立体感のある映像が会議テーブルに出現します。
また、複数のHoloLens間でも同期が可能で、複数のリアルな人間と立体映像でのバーチャル参加者とが入り混じった、まさにMixed Realityな会議体験が実現しました。
また遠隔参加者はHoloLens着用者の主観映像を通して、立体映像での自分がどのように見られているのかや、実会議空間の様子などを閲覧しながら会議に参加出来ます。
同プロトタイプは単に立体映像を表示するにとどまらず、ユーザーアカウントによるログインの仕組みや連絡先リストからの呼び出しと着信処理など、実際の会議システムとしての利用が想定される機能も一部実現しています。
■プロトタイプを日本マイクロソフト「de:code 2018」に体験展示
2018年5月22日(火)~23日(水)にザ・プリンスパークタワー東京で開催中の日本マイクロソフト主催「de:code 2018」内ホロラボブースにて、同プロトタイプを体験展示しました。
今後、共同で本プロトタイプを使った実証実験を行い、ディスプレイなどを使ったこれまでのテレビ会議とのコミュニケーション度の違いなどを検証した後、イトーキの新たなサービスとしての商品開発を、ホロラボとして支援していきます。
イトーキのオフィス空間デザインにおける多様な取り組みに、ホロラボが得意とするMixed Realityやセンサー技術を加えて、未来の理想的なオフィス環境や働き方改革の実現に、共にチャレンジしていきます。