ホロラボ Advent Calendar 2024の2日目、今日もCEOの中村が担当です!
今日はホロラボのご紹介やサービス、製品について書きます。
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ホロラボのご紹介
ホロラボは2017年1月18日に創業した会社で、11月が期末のためちょうど8期目が終わり、9期目に入りました。 会社のミッションは「フィジカルとデジタルをつなげ、新たな世界を創造する」です。
いわゆるXRや空間コンピューターのアプリ開発をを祖業としながら、3DデータやAIを使ったアプリやシステムの開発をBtoBのお客様を中心とし、コンシューマーのお客様に向けた取り組みもBtoBtoCで行っています。
XRや空間コンピューティングはなかなか立ち上がらない市場という認識を持っている方が多くいると思いますが、その中でもホロラボは8年間売上を上げ続け規模を拡大しています。
昨今の状況からいよいよ市場の立ち上がりを感じ、自分たちが想像する世界を作っていくように意識を変化させています。
ホロラボの特長
ホロラボはいわゆるXRの中でもAR側に軸足があり、現実(フィジカル)とデジタルの関係性を重視しており、それがそのままミッションである「フィジカルとデジタルをつなげ」にかかってきます。
会社組織としては、UnityやUnreal Engineのようなゲームエンジンを扱うエンジニアが30人以上在籍し、デバイスのアプリケーション開発を得意としています。
デバイスから派生してデータに関連したノウハウも蓄積しており、CADやBIMに関連した技術も得意としています。 近年ではWebバックエンドの開発が得意なエンジニアも増えており、デバイスのフロントの他にバックエンドシステムの構築、連携も行っており、デバイスを用いずWebシステムとBIMデータをつかったAIやBIのシステムを構築した事例もあります。
AR側に軸足を置いていることもあり、案件においてはお客様の現場を大事にしていて、商談前後のデモやアプリケーションを開発している間のテストや確認はお客様環境で実施することが多く、ソフトウェアの開発会社としては出張が多いと思っています。お客様環境での確認は役割に関わらず、特に開発しているアプリケーションについてはエンジニアも現地に伺い、動作を確認し、周りの環境を理解することを大切にしています。
現地はさまざまなので、関東近郊のこともあれば、全国各地のこともありますし、今年は海外も多くありました。 国内では工場の多い東海地方や九州地方、東北地方に伺うことが多くあります。 海外については、今年はいくつかの海外案件があり、北米やヨーロッパの他、中米や北アフリカでの現地作業もありました。
このように多くの現場に伺うことで、さまざまな現場を経験し、その特長を学ぶことで、現場にあった技術の提供や、難しい現場でのデバイス対応を行う現場力を持っていることがホロラボの特徴であり、強みになります。
ホロラボの顧客
ホロラボのお客様には創業当時より大手企業が多くいます。 例えば、
- NHK様などの放送会社様
- JR東日本様などの鉄道会社様
- トヨタ自動車様などの自動車会社様
- 大林組様などのスーパーゼネコン様
- NTTドコモ様などの通信会社様
など、日本の名だたる企業と取り組みをご一緒する機会をいただいています。
このような大手企業との取り組み機会ができる背景として、2027年当時のHoloLensはそれまでのAR/VRデバイスやスマートグラスとは一線を画し、外部PCやスマートフォンを必要とせず単体(スタンドアロン)で動作するコンピューターでありながら、ARで現実を見ながらデジタルデータを取り扱うことができる環境でした。そのような新しいデバイスのため、多くの企業で先行トライアルが始まり、その技術支援としてホロラボに声が掛かることが多くありました。
なぜ創業間もないホロラボに声を掛けていただけたのでしょうか。
創業がHoloLensの日本発売と同じであることから、HoloLensの発売開始のアナウンスとともに、ホロラボというHoloLensのアプリ開発の専門会社が創業したことが報じられ一定の周知がされたことが挙げられます。 創業する前の段階でもHoloLensに関するブログを書いて露出をしており、もっと遡ると2012年ごろよりMicrosoft Kinectでの技術発信や書籍の出版などで一定の知名度がありました。
また、共同創業者の伊藤(武仙)さんも2013年よりTMCN(Tokyo MotionControl Network)という技術コミュニティを運営しており、コミュニティや主催者として多くの知名度やつながりがありました。
このようなお客様との関係性は8年経ってさらに大きな輪になっています。 エンジニアに限らず、ビジネス側のメンバーにとっても、このような大手企業含めたさまざまな企業との関係性を生かした業務ができることはこの規模の会社としては稀有な環境だと考えています。
ホロラボのサービス
ホロラボでは主に4つのサービスを提供しています。
- パッケージ製品の開発および販売
- HoloLensやMeta Quest、Apple Vision Proですぐに利用できる業務アプリケーション
- 受託システム開発
- お客様の要望に合わせた独自のアプリケーションを開発する
- 技術開発支援及びコンサルティング
- お客様が内製するための技術的なご支援や、知識・ノウハウなどコンサルティング的なご支援
- 3Dスキャン及びデジタルアーカイブ
- フィジカルをデジタルに変換するためのデジタルアーカイブ
パッケージ製品の開発および販売
主に業務用のアプリケーションを提供しています。
MRトレーニングアプリのAsissts(アシスツ)、3D CADやBIMの見える化ソリューションのmixpace(ミクスペース)、3D GISサービスのtorinome(トライノーム)が主な商品でで、一点の場所、特定の設備や建物、広域と空間の範囲によっての用途での活用ができます。
受託システム開発
ホロラボの売上の大きな割合を占めている事業です。
お客様からご依頼を受けて、独自のアプリケーション開発を行います。
かっちり決まった仕様で開発することより、ホロラボのノウハウや経験を生かして、実現したいことがあるフワッとした状態で目的や手段、仕様などを固める段階から取り組むことを得意としています。
ご依頼内容はデバイス用のアプリ単体の開発から、システム開発、サービス開発まで多岐に渡ります。
技術開発支援及びコンサルティング
開発の成果ではなく、知識やノウハウの獲得を目的として技術開発支援やコンサルティングのご依頼が可能です。
ホロラボの会社全体でのさまざまな開発ノウハウ、ハードウェアの選定ノウハウ、デバイスの活用ノウハウなどさまざまなご支援が可能です。
3Dスキャン及びデジタルアーカイブ
ARやVRは3Dデータとの相性が良いですが、3Dデータ自体をまだまだ持っていないお客様も多くいます。 そのような場合の最初の取り組みとして、現実のモノを高品質に3Dスキャンしデジタルアーカイブデータとして残し、活用することをおすすめしています。
文化的な建物や物品、トレーニングをするための事務所や工場、メタバース化するための施設など、アーカイブできるものはさまざまです。
デバイスのハードウェア品質の向上も相まって、デジタルデータか現実のモノなのか戸惑うこともあるほどのデータ品質をお届けできます。
まとめ
ホロラボはXRや空間コンピューティングを活用したアプリケーションや、AIやBIを活用したWebシステムなど、幅広い取り組みを行っています。
お客様は大手企業含めて多くのお客様とご一緒する機会をいただいています。
アプケーションやシステム、データまで幅広く対応している数少ない会社です。
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明日
明日はCOOの武仙さんが担当します。
お題は「ホロラボの歴史」です!