2021/05/17 にHoloLens 2 の Microsoft Mesh アプリが更新されました。
リリースノートはこちら
変更点は下記です。
- 以前にアクセスしたスペースが [スペース] タブに保持されるようになりました。
- OneDriveのMyContent フォルダー内のアイテムにサムネイル画像が表示されるようになりました。
- Azure Remote Renderingを使用して、大規模で複雑なホログラムをクラウドから読み込むことができます。
- HoloLensのローカルドライブ または OneDrive から現在のスペースに直接ファイルをアップロードできるようになりました。
Azure Remote Rendering と ローカルファイルピッカー
Azure Remote Rendering (ARR) でのモデル表示 と ローカルファイルピッカー(HoloLensのローカルディスクからのアップロード)が可能になりました。
これらは設定の「Experimental Features」から有効にできます。
ARRはContentメニューの左側タブから、ローカルファイルは右下から選択可能です。
ARR、ローカルファイルともにスペースでモデルおよび操作が共有されます。
ARRはモデル、操作の共有が可能。 pic.twitter.com/uF20Rdq3hJ
— 中村 薫 (@kaorun55) 2021年6月7日
対応ローカルファイルファイル形式の追加
ローカルファイルについて、今回の更新か、リリースノートを見ると4月の更新かで、画像ファイルへの対応が行われています(今まではGLB形式のの3Dモデルのみ)
画像ファイルは JPG,PNG,TIFF,GIF に対応しています(GIFは静止画として表示されます)
Azure Remote Rendering(ARR) の利用について
Meshアプリ内でのARRは、Meshがプレビュー期間中は無料のようです(個別にARRを利用する場合は有料)。
ARRを有効にするか、デフォルトのエンジンを表示するかのタイミングで OneDrriveの MyContent フォルダ ( OneDrive\アプリ\Microsoft Mesh App (Preview) 以下) に remote_models.json というファイルが生成されます。ここにARRで使用するモデルの名前とモデルファイル(arrAssetのSAS)を設定します
arrAssetのSASは変換済みARRアセットのBlobストレージの該当ファイルを選択し作成します。
作成したSAS URLをjsonのsasUriに設定します。
設定後にMeshアプリを起動すると、ARRタブに設定したモデルが表示、選択されます。
ARR用モデルの作成は「Azure Remote Rendering Asset Tool(ARRT)」を使用すると便利です。