ブログ@HoloLabInc

株式会社ホロラボのブログです

UnrealEngine5.1previewのLumenVRサンプルパッケージを公開します。

こんにちはホロラボのmozです。

UnrealEngine(以下UE)のpreviewバージョンの最新版、preview5.1が公開されましたね。

UnrealEngine5.1 preview2

このバージョンではなんと、VRでLumenやNaniteが動作します。

パブリックロードマップはこちら

Preview版ということでまだ不安定(※1)なところはありますが、.exeパッケージを作成できましたので触って頂けましたら幸いです。

動作検証環境は下記のとおりです、ぜひ他環境でのフィードバックもいただけるとありがたいです。 ・Meta Quest 2 + Oculus Link ・RTX3080Ti

DL-Linkはこちら!

drive.google.com

今回のサンプルははUEの標準VRテンプレートをLumen対応にして、モデルデータのみをインポートしただけです。

標準のVRテンプレートのMoveArea設定はNaviMeshで行われています。 MoveAreaとしたいStaticMeshのCollision設定をし、NaviMeshVolumeと詳細設定を行うだけでLumenVRが体験できます。

以前はNaviMeshで複数階や吹き抜けのある空間のムーブメントを行う場合はVRpawn内のテレポートレーザーのBPの編集を行う必要がありましたが(法線がマイナスになる部分をテレポートレーザーが認識しないようにする)、 最新のVRテンプレートならNaviMeshのサイズや位置、Detailの編集のみで立体的な空間のMoveAreaの設定が行えます。

※1.今回遭遇したのはQuiexl Bridgeのプラグインが使用できない状況

メタバース時代のまちづくりXRワークショップ参加者募集

メタバース時代のまちづくりXRワークショップ参加者募集

この夏、ホロラボが参画している国土交通省Project PLATEAU 2022度プロジェクトの一環で、東京都立大学饗庭伸研究室と協力し、3D都市モデルとXR技術を活用した市民参加型都市開発ワークショップを開催します。

  • 八王子市の未来や北野エリアの跡地活用に関心がある!
  • デジタルを活用した未来のまちづくりに参加したい!
  • PLATEAU やHoloLens を触ってみたい!

ひとつでも当てはまる方、ワークショップへのご参加を心よりお待ちしております。

お申し込みはこちらから forms.gle

募集要項1 募集要項2

メンバーインタビュー:エンジニア 山中大輔「イケイケじゃないところが肌に合う」

(本記事は2021/07/06にwantedly向けに書かれたものを、wantedly掲載終了を機にホロラボブログに転載しています)

ホロラボのmixpaceというサービスを牽引するエンジニアの一人、山中大輔。
ほとんどコードを書いたことがなかった山中が、HoloLensに出会い、安定の大企業からホロラボに転職するまでの軌跡を追いました!


ーーさて、、、山中さんは、どうしていつもニコニコしているんですか?
  (インタビュー中のトップ画像の通り、ほんとうにいつもニコやかです。)

え…?何かな…?処世術かな…?w
学生時代は、ドラッグストアでバイトしてたりとか、個別学習形式の塾でバイトしてたりして、割と人と話す機会が多かったから、自然とその場でも笑いを絶やさないことがルーツかもしれません。w


ーーなるほどw
  では、簡単な経歴から教えてもらえますか?

神奈川県横浜市で生まれました。親が転勤族で、東京→京都→東京に行ったりで、栃木県で中学・高校時代を過ごしました。その後に横浜の大学に通うために上京して、そのまま関東で就職して、通信系の大手SIerに入社しました。大学は情報処理系の学部でした。

(写真1:自宅にて奥様が撮った写真。後ろに飾ってあるお子様が描いた絵がほほえましいです。手前に映っているのがHoloLens 2。)


安定志向の就職。技術ではない仕事の連続。


ーー昔からITなどに興味はあったんですか?

いやぁ、特になかったですね。ゲームばっかりやっていたし。高校時代にホームページを作ったことがあったぐらいかな。


ーー大学は何故、情報系に?

ホームページを作ってたりしていたから興味がないわけでもないし、世間的にITが流行ってるぞ、っていう理由ぐらいですね。


ーー大学ではバリバリとコードを書いて…?

いや、あんまり書いてないですね。w C言語が難しくて、あんまり書きたくなかったですね。w


ーーえ?w
  じゃあ、新卒で就職した会社は何故選んだんですか?

大きいし、安定してそうだな、と。よくある大企業志向というか。俗にいう、安定志向というか。


ーーえ~。w そしたら、志向が今と真逆ですね~。この後のお話が楽しみです。
  前職の大手SIerでは、どんな仕事をしてきたんですか?

最初はセキュリティ系の事業をやっているところに配属されました。最初の2年間はそこでシステム運営オペレーターみたいな仕事をやりましたね。あんまり技術的なことはやった記憶がないです。


ーーなるほど。ここでもまだ技術的なことはしてないんですね。

そうですね。そのあと出向を命じられて、セキュリティ・テスター(Webサイトの脆弱性診断)をやっている子会社があったんで、そこで3年間仕事をしました。


ーーそこでいよいよ技術的な仕事を?

いえ。でも、そこは割とインパクトが大きい3年間でしたね。
前職は本体(親会社)に3万人ぐらい社員がいるんです。でも、子会社は500人ぐらい。その中で更にチームに分かれていて、こじんまりしていたんです。
それに、出向先の人から見ると(自分は)中途採用みたいなもんだから、年次とかが考慮されないというか、割と大きな単位の仕事をやらせてもらったのが、よかったんです。


ーーなるほど、技術うんぬんよりも、仕事の仕方みたいなところでインパクトがあったんですね。

そうですね。でも、出向が終わって本体に戻ると、また若手として仕事のスケールが小さくなるという感じでした。それが転職したいと思うようになったきっかけですね。


ーーそういう経験が転職のきっかけになっていったんですね。
  VR、AR、MRの分野は、どうやって知ったんですか?

出向から戻ってきて、つまんないなーと思いだして、異動希望を出したんです。とにかく他のところに行ってみたくて、スマートグラスをやっている人たちが楽しそうだったので、その部署を希望して、異動しました。
自分の意志で、自分がいる環境を捨てて、外に出たいと言ったのはこれが初めてでした。


ーーここで、いよいよ技術的な仕事を…?

いえ。サービスのプロトタイプをお客さんのところに持って行って、お客さんの実証実験にお付き合いしたりしていてました。サービスは面白いけど、紹介業って感じで、仕事としてはあんまり楽しくなかったですね。
(写真2:2017年7月。右手前が、前職の在職中にホロラボメンバーと一緒にいる山中。山中の後ろにいる3人は現職のホロラボメンバーでもあります。右上に「4年前」とあるのは、CEO 中村がFacebookから「あの頃」としてリマインドされた写真を転用したため。)


「楽しくないな」って考えるのはつらくなった。


ーーHoloLensとはどうやって出会ったんですか?

異動した先の仕事の関係もあって、自然とHoloLensのニュースを見たりしていました。日本でも、海外から輸入して使った人がブログを書いていたりして、スゴそうとは思っていましたね。
それで、ある会社の人に体験させてもらう機会があって、面白いかなと思って買ったんです。30万円ちょっとの高いデバイスだけど。


ーー確か、その時点でお子様が2人…。30万円のデバイスを、よく買えましたね?w

うちは、家計や貯蓄計画は全部僕がやってるんで、割と決済額はいかようにもできたんです。w
後は、あの頃は家を買うために割とちゃんと貯金はしていたので、買っちゃっても人生計画には支障はないと思って。w

で、そこから、前職の会社が開いたイベントでホロラボのメンバーとも出会い、Tokyo HoloLens ミートアップとかにも出るようになって、自分でデモアプリを作ったりするようになったんです。


ーーなるほど。興味のある方向に進みながら、プログラミングをするようになっていったんですね。
  デモアプリへの周囲の反応はどうでしたか?

みんな、「面白い、面白い」と言ってましたね。
自分も、少しプログラミングをできるようになっていました。

(写真3:山中が開発したHoloLensのアプリケーションを公開したTwitterの投稿。こちらのリンクから動画が見れます!)


ーー転職はどうやって決めていったんですか?

何社か話は聞いたんだけれど、どうせ転職するなら、デカくて仕組みがあるところよりも、ホロラボみたいに小さくて出来立てホヤホヤのほうが面白いかな、と思ったんです。
それで、中村さん(CEO)に転職できませんか?って話をしました。


ーーとは言え、安定した大企業からの転職は悩みませんでしたか?

揺れ動いていましたね。安定を手放してもいいのかな、と。
でも、最終的には「楽しくないな」って考えるのはつらくなったんです。それで、奥さんも働いているし、なんとかなるなって考えるようになりました。


ーー奥さんからの反対はありませんでしたか?

奥さんは最初はネガティブって感じだったんです。そこで、奥さんに気持ちよく送り出してもらうために、半分演技、半分本心で、思い詰めた感じを出していたら、「そこまで(思い詰めてるん)だったら、いいよ」となりました。w


ーー「嫁ブロック」への対策が秀逸ですね。w
  ホロラボでは、どんな仕事をしてきましたか?

入社当初は、Unity(2D・3Dによって開発できるゲームエンジン)から始まりました。HoloLensを使って機械の修理手順を表示するようなアプリを2件と、未来の車をシミュレートするような開発案件を1件ほど担当しました。
その後に、mixpaceというサービスのWebエンジニアが必要だけれど、社内にいないし、募集も難しいから誰かいないか?という話があって、手を挙げました。
今は、mixpaceチームで、Webのフロントエンド、裏側のWebアプリケーション(APIサーバー)の実装と、CAD・BIMデータを変換するコンバータープログラム、Azureのクラウドインフラの構築を行っています。あとは、実際に動いているシステムのメンテナンスですね。


ーー今までコードをほとんど書いてきてないのに、Unityを経験し、Webエンジニアに転向?!
  どうやって学習したんですか?!

ん~どうやってかぁ。難しいなぁ。経験はなかったんですけど、じゃあ、血のにじむような努力は?って言うと、しなかったなぁ。あとは、そうだなぁ、新しいことを学習するコツっていうのは、前職で教わった気がします。前職はプログラムは書かなかったけど、プロジェクトをどうドライブしていくかっていう指導を受けたんで、学習にも活かせたんじゃないかなとは思いますね。
これは必要だっていうのを見定めて、それを深く掘っていくということですかね。


ーーその学習力、キャッチアップ力がすさまじいですね。


イケイケじゃない、技術志向の高いホロラボ。


ーーさて、ここからホロラボの話に移りましょう。ホロラボってどういうところがいいですか?

フルリモートは自分のライフスタイルに合ってますね。それまでは、共働きなのに、奥さんに家事も育児も頼っていたんです。フルリモートになってから、子どもの送り迎えとかもできるようになって、奥さんも大分気持ちが楽になって、家庭が円満になった気がします。それはすごく感謝してます。
(※ちなみに、山中はコロナ前は週に1回程度の出社。コロナ後は出社ゼロです。)


ーーコロナが発生する以前から、フルリモートでしたもんね。

あとは、なんか、あんまりイケイケじゃないところが肌に合っていますね。w キラキラしていないというか、はしゃぎすぎていないところというか。イケイケのベンチャーみたいな雰囲気じゃなくて、おっさん臭いところが合ってますね。w
上昇志向がないわけじゃないけど、チョー意識高いわけでもなく、地に足のついた人が多いという感じがします。コミュニケーションでそんなにストレスを感じないっていところもいいですね。


ーー確かに落ち着いた人が多い印象ですね。
  今、Webエンジニアを募集していますが、どんな人に入ってきてほしいですか?

技術的には、Webをやってきて、3Dのアプリケーションに興味がある人に来てほしいですね。逆に3Dをやっていて、Webをやってみたいっていう人もWelcomeです。

あとは、喋りながら進められる人がいいですかね。最近はできるだけコミュニケーションしながら作ることを実践するようにしているんです。ペアプログラミングとかをやってたことがある、やってみたい、人と話すのが苦じゃないっていう人が来てくれると嬉しいなと思います。


ーーずばりホロラボのおすすめポイントは?

技術的好奇心が高い人がいっぱいいるんで、日常的に技術の会話ができますね。今の仕事をする中であんまりそういう会話ができていないって人にはいいと思います。職業エンジニアの集まりが嫌だって人にはオススメですね。


ーーホロラボは「つよつよ」で技術大好きなエンジニア集団という感じがしますよね!
  今日はありがとうございました!

  ありがとうございました。

(了)



メンバーインタビュー! プロジェクトマネジャー白木「前職の仕事は意外に役に立つ」

(本記事は2021/07/06にwantedly向けに書かれたものを、wantedly掲載終了を機にホロラボブログに転載しています)

白木が大手SIerのプロジェクトマネジャー(PM)からホロラボに転職したのは2018年、38才のとき。 「転職は35才まで」などと囁かれることもありますが、白木はどんな考えでホロラボに入ったのか?そして、どんな仕事をしているのか?を聞いてみました。


ーーまず、、、白木さんはどうして髭を生やしているんでしょうか?w

ホロラボに入ったら、ちょんまげの人が二人いたんですね。それで差別化しようと思って。w
それと営業(PM)として、お客さんに顔を覚えてもらえます。w
ちなみに前職では、「髭を生やしたらダメ、辞めろ」と言われてました。


ーーなるほどw
  では、前職までの簡単なプロフィールをお願いできますか?

生まれは山口県下松市です。高校まで地元で、福岡大学に進学しました。
卒業後に、大手電機メーカーF社の九州にあるシステム系子会社に入り、10年ぐらいして親会社の方に出向して、東京に来たんですね。そこで病院向けの電子カルテのPMをやりながら5年ぐらい経って、「(九州には)帰りたくない」ってゴネたんです。で、そのまま東京勤務を3~4年ぐらい続けて、ホロラボに転職しました。


ーーえ?どうして九州に帰りたくなかったんですか?w

福岡、九州の人って地元が好きだけど、自分はそこまでの地元愛は持っていなくて。それと東京の方が色々と楽しいことがたくさんある。

(写真1:メンバーと談話する様子。机の端にある、四角いデバイスはMicrosoft Kinect。)


マウスとディスプレイが無くなる時代が来ると思った


ーー楽しいことって、具体的には何ですか?

2016年ぐらいにOculusというVRゴーグルを知ったんですね。それでなんとなく買ったんです。で、アプリを作ってTwitterとかでつながっているコミュニティがあって、積極的に参加していっていたんですよ。地方だとそういうこと自体が難しいので、参加もできなくなっちゃうし。


ーーなるほど。それで、そこから、xRの分野に興味を持っていくんですね。
  どんなことをしてたんですか?

例えば、Kinectで自分の骨格を検出して、自分の好きなアニメキャラクターをVR空間に出して、自分と同じ動きをさせたりしてました。w 自分が作った動画が2万リツイートされたこともありました。


ーー2万リツイートってすごいですね!
  そのあたりから転職を考えるようになったんですか?

いや、その頃は転職なんてみじんも考えてなかったんですよ。
VR、Kinect、Unityってベースが自分にできてきて、次にHoloLensが出たんです。日本では買えなかったんですけど、たまたま知り合いのつてで買えたんですよ。40万円ぐらいで。
今までは(VRだと)コンピュータ空間に入っていたんだけど、これは現実の空間に情報を重畳できる。
これはすごいな、マウスとディスプレイが必要なくなる時代が来るなと思った。


ーーHoloLensに大きな可能性を感じたんですね。

で、会社の中で仕事にできないかと思って、上司に見せたり、お医者さんに見せたりしていたが、あまり反応がなかったんです。
あと、新しいビジネスをやっていこうというお題目のグループがあったんですけど、予算が出るわけじゃないし、不満がある人のガス抜きの場みたいになっていた。
それで、大きな会社では事業以外のことはできないんだろうなと思ったんですよ。
で、電子カルテもあまり興味のある範囲じゃなかったし、実際に転職するかどうかは別として、転職活動を始めてみたんです。

(写真2:HoloLensを操作中。白木から見えている景色がモニターに映し出されています。)


転職は怖い。でも、今の仕事を定年までやるのか?とは思った


ーー転職活動って、まずは始めてみるっていうのは大事ですよね。
  ホロラボとはどうやって出会ったんですか?

Tokyo HoloLensミートアップというコミュニティに行ったときに、ホロラボメンバーの1人が「PMを探している」ということで、受けてみよっかなーと軽い気持ちで面談しました。
ちなみに、それまで大手のSIerの採用面談を受けて最終面談で落とされていました。その時、私を落とした面接官の人は、先にホロラボに転職していて、プロダクトマネジャーをやっています。w


ーー自分を落とした面接官が、自分の転職先に先に転職してるってすごい縁ですねw
  ホロラボに決めた理由はなんですか?

ホロラボはベンチャーやスタートアップじゃなかった。それまで受託ビジネスをやってきていたし、いわゆる中小企業です。だから、ある程度長く生きていけますよね。
それに、xRしかやっていない。「xRも」やっている企業だと、いざ転職しても、「xRをやってもらうとは言ったけど、まずはここで」とか言われて配属先が違ったり、希望の部署に配属されても部署異動になってしまうこともある。xRが専業の会社ってほとんどないんですよ。


ーー白木さんのxRに対する熱量を感じますね~。
  アラフォーでの転職は怖くなかったですか?

そりゃあ、転職は怖いですよ。「転職は35才まで」なんていう話もあるし、当時38才だった。でも、今の仕事を定年までやるのか?とは思いました。
あと、人生には10年に1度ぐらい大きなチャンスはあって、それに乗るか乗るないかは逃さないようにしてましたね。


前職での仕事は意外に役に立つ


ーーなるほど。やりたいことや大きなチャンスに思い切って飛び込んでみたんですね。

はい。あと、前職での楽しくない、つまらない仕事は意外に役に立つんですよ。w つまらないというのは自分の場合は、電子カルテで、それがxRに換わればいいんです。
基本的には、PMとしての仕事は同じなので。


ーーそれは転職のハードルを下げてくれそうですね。
  ホロラボではどんな仕事をしてきましたか?

前職が大手SIerだったので、大手のお客さんが相性が良いだろうということで、JR東日本さんや電気会社さんの案件などを担当しました。(※ページ最後に、案件例のリンクを貼っています。)
実際に相性はよかったです。相手の論理が分かるので。
例えば、向こうの社内の論理も分かる。予算感が大前提にあるとか、決済額がどれぐらいとか。
あとは、システム系子会社にいたし、実際に案件の窓口になるお客さんは同じような立場なので、そういうところで話が合いましたね。


ーーそういったところも前職の経験が役に立つんですね。
  逆に、前職とホロラボで、仕事でどのような点が違いますか?

前の会社は大規模システムなので、ウォーターフォールでやっていたんです。ホロラボの案件はどっちかっていうと、機能を作ってみて体験して、そのフィードバックを元に改善していっている。
だから、アジャイル、リーンスタートアップという考え方が強くなりますね。

この業界は作るものがあってないようなもの。現状はPoC案件が多いので、お客さんも明確にイメージを持っているわけではないんです。だから、このデバイスだったら、ここまでこんな風にできますよっていうのを提案します。まずは、例えば絵コンテやモックアップを作って、簡単にイメージしてもらうことが多いですね。

あと、お客さんの頭の中は、映画、ドラマ、マンガとかがベースになっているので、我々とはノウハウの差が大きいんです。機械の制約もある上で、空想をどこまで現実に落とし込んでいくか、今ないものをどう考えて行くということが大事ですね。だから、イメージを共有するために現実に近いものを手早く作るようにしています。

(写真3:最新のxRデバイス Varjo XR-3をかぶる様子。実は接続していないので何も見えていませんw)


ホロラボの良いところは?おすすめポイントは?


ーーお客様に具体的にイメージを湧かせる、スピード感あるやり取りが大切になりそうですね。
  さて、話は変わりますが、ホロラボの良いところってどんなところですか?

割とみんな肯定的。ののしり合わないですよね。w 
それに、年齢の上下という関係がないです。技術は強い人が強い。プロマネでもある程度の納得はさせなきゃいけないし、腕のある人をある程度納得させなきゃいけないですよね。


ーー確かに「つよつよ」というイメージはありますね。

あと、フルリモートはすごいですよね。家の中で妻と話せる時間も増えました。前職の時にこういう環境だったら、子どもを持つことも考えたかもしれないです。
子育てにも優しいですね。男性でも産休・育休で休んでます。


ーーはい。現時点(2021年6月時点)で、男性育児休業取得率は100%ですね。
  他に、おすすめポイントなんかはありますか?

インターネットの黎明期は、HTMLを書けただけで仕事が来ました。自分は次の波がAR、VR、MRだと思っています。その波に乗っておくのは「おいしい」はずです。
それに初期から関わっていると、その分野のコアが身につくし、ずっと蓄積ができるから強いですよね。


やってみたら、どうにかなるw


ーー最後に記事をここまで読んでいただいた方に一言お願いします。

まあ、やってみたらどうにかなるよね、っていう…。w やらなければ始まらないですよね。
意外に今までのことは無駄にならないです。あとは楽しく生きるためにはどうしたいいかを考えてもらったらいいんじゃないかなと思います。


ーーまさにその言葉の通り、白木さんは行動してきていますよね。
  今日はありがとうございました!

  ありがとうございました。

(了)

Mixed RealityやメタバースのBtoB活⽤の最前線をお届け。 「HoloLab Conference 2022 #HoloConf22 」を4/28(⽊)に開催!

株式会社ホロラボ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:中村薫、以下ホロラボ)はBtoBでのMixed Realityやメタバース、BIM/CAD/CGなどの3Dデータ活用に向けた情報・事例共有を行う場として、2022年4月28日(木)に「HoloLab Conference 2022」を開催します。

イベントの開催背景

HoloLens発売から5年。コンシューマーの事例がVRやメタバース方面で盛り上がりを見せる中、BtoB方面ではMixed Realityの技術検証フェーズから実用フェーズに向けた取り組みが着実に進んでいます。一方で、こうしたBtoB方面の取り組みにフォーカスを当てた発表の場が少なく、先行して取り組みをされている企業様同士の交流や、これから取り組みを始める企業様の情報取集の場の必要性を感じていました。

そこで、ホロラボが各社様と取り組みを進めてきた実用に向けた取り組みや、今後メタバースの基盤技術となっていくBIM/CADやCGといった空間情報技術活用に向けた取り組みの事例共有の場として、「HoloLab Conference 2022 #HoloConf22」を開催します。

イベント概要

  • 開催日時:2022年4月28日(木)10:00-19:00
  • 開催形態:ハイブリッド方式  ※現地来場は完全事前招待予約制で一般の方の参加はできません。
  • オンライン会場:Zoom/Discord
  • オフライン会場:現地来場者にのみ公開予定
  • 参加費用:無料(オンライン一般参加事前申込制)
  • 主催:株式会社ホロラボ

参加対象

  • Mixed Realityの実導入に向けて活動中の企業/個人
  • Mixed Realityに興味/関心のある企業/個人
  • BIM/CADなど3Dデータ活用の実導入に向けて活動中の企業/個人
  • BIM/CADなど3Dデータ活用に興味/関心のある企業/個人

お申込み

オンライン一般参加をご希望される方は、下記ページよりお申込みください。 https://hololab.connpass.com/event/241174

オンライン一般参加について

オンライン一般参加では、zoomでのリアルタイムセッション視聴/質疑応答、ホロラボDiscordサーバーでのオンライン参加者同士のリアルタイムチャットコミュニケーション(任意)が可能です。

※当日のセッション視聴方法やホロラボDiscordサーバーについてはお申し込みいただいた方に別途ご案内させていただきます。

セッション概要

実用に向けた取り組みをされている各社様とホロラボ合同の事例セッションと、基盤技術や技術調査などについての技術セッションの2種類のセッションを実施します。セッションは2タイムテーブルの進行で合計で最大15セッション程度を予定しています。

また、後日セッションはアーカイブとして公開する予定ですが、映像や音声の編集や一部セッションが非公開になる場合があります。ぜひリアルタイムでご参加ください。

ご登壇予定企業様(敬省略) ※3/17時点での情報になり、10社様程度を予定しています。

  • 株式会社大林組
  • サントリーシステムテクノロジー株式会社
  • 株式会社竹中工務店

ホロラボセッション情報 ※3/17時点での情報になります。

  • R&Dチームセッション
  • ホロラボアプリパッケージセッション

新型コロナウィルス感染症関連について

会場施設と連携し各種ガイドラインを遵守とした感染対策の実施を予定しています。 感染症流行状況に応じて、オフライン会場の無観客開催もしくは、会場を利用しない完全オンライン開催への切り替えを予定しています。

(2022/4/26追記)

・東京都様式「イベント開催時のチェックリスト」の公表

記入済み_東京都様式イベント開催時のチェックリスト.pdf - Google ドライブ

本イベントについてのお問い合わせ

株式会社ホロラボ イベント窓口:event@hololab.co.jp

※本記事に記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。