Windows 10 April 2018 Update (RS4)がリリースされています。バージョン番号は 10.0.17134.80になるようです。
リリースノートはこちら
解説動画はこちら
There’s a new #MixedReality platform update, and we’ve got the scoop on what that means if you’re developing apps on HoloLens. pic.twitter.com/3RMxVt469b
— Microsoft HoloLens (@HoloLens) 2018年5月23日
主な変更点はプレビュー時点でのこちらの記事を参照してください。
このバージョンをインストールすることで、先日発表されたMicrosoft Layout Previewのインストールが可能になります。
Remote Assistはいままでのバージョン(Anniversary Update / RS1)でもインストール可能です。
Remote Assist Previewについてはこちら
インストール
Windows Update経由で行います。Updateされない場合にはWindows Device Recovery Tool (WDRT)を使用してインストールすることも可能です。WDRTを使用する場合にはHoloLensとPCをUSBケーブルで接続し、WDRTの指示にしたがいます。
前のバージョンに戻す
いままでのバージョンに戻したい場合には HoloLens Anniversary Update recovery package を下記からダウンロードすることで戻ると思います(未確認)。
その他:複数アカウント運用
解説動画を見て不思議に思ったことが、HoloLensのログインで複数ユーザーがいるんですね。
RS1でのHoloLensは1デバイス1アカウントでPCのようにユーザーを切り替えることはできませんでした。リリースノートを見返してみると「For commercial customers」の項目に「Use multiple Azure Active Directory user accounts on a single device」というものがありました。
解説ページはこちらになります。
条件としては下記2つになります
- アンロックされたCommercial Suite(Windows Holographic for Business)
- セットアップ時のアカウントをAzure Active Directory (Azure AD)にする(Office 365などの組織アカウントも可能)
この設定でHoloLensをリセットするとログイン時にユーザーの選択を求められます。ここで「Other User」を選択すると別のユーザーでログインが可能です。現状ログイン後のSettingsでユーザーの追加はできないようで、ログイン時にユーザーを選択するようになります。
複数ユーザーが可能な状態でログインすると、スタートメニューにログインユーザーのアイコンがでるようになります。
組織アカウントやパスワードの入力が非常に手間なので、デバイスポータルからの入力をすることが増えました。また、複数アカウントが有効になってる場合、再起動やスリープ後に必ずパスワード入力を求められるのがツライです。
まとめ
HoloLensのWindows 10 April 2018 Update(RS4)はプレビュー時代と比べてもいくつかの変更点があり、よりビジネスユースに適した形になってきたと思います。
同時にリリースされたMicrosoft Remote AssistとMicrosoft Layoutによって、遠隔支援やモデルの配置シミュレーションも簡単にできるようになったので、HoloLensの業務利用の間口が広がった感じがします。