しばらくぶりにホロラボブログで執筆します、武仙です。
ちょっと時間が経ちましたが、2021/2/4~2/7の3日間で開催された株式会社NTTドコモ様(以下、ドコモ)の、年に一度のテクノロジー展示イベント「docomo Open House 2021」での展示開発についてお送りします。
昨年2020年開催時はリアル会場での開催で、Magic Leap 1やAceReal One、一部でHoloLensなども使ったXR系展示が大量に行われてて、もう何か武仙のためのお祭りじゃないかと勘違いするぐらいの雰囲気で圧倒されたのを思い出しました。
ホロラボではいくつか展示開発をご一緒させて頂いていましたが、大きな反響を頂いたのがこの「ARクラウドで実現する未来の生活スタイル」。
ARクラウドで実現する未来の生活スタイル (docomo Open House 2020展示)Rクラウドで実現する未来の生活スタイル (docomo Open House 2020展示)
https://docomo-openhouse.jp/2020/exhibition/panels/B-02.pdf
元々ドコモ様が開発していたARクラウドプラットフォームのユースケース提案となるコンテンツを企画からご一緒して開発支援を担当させて頂きました。
反響が色々な形で大きくて、会場にもどこかのMeetupで見たような面々とお会い出来たりw
なんと当時のMagic Leap社CEO Rony氏がブースに来て体験してくれて、しかもその後の基調講演で「これこそ私がやりたかったこと」的な言及をしてくれてたりとか。
あと個人的に嬉しかったのが、清水亮さんが体験してくれてこんな問題提起を含んだブログにまとめてくれていたり。
その直後に新型コロナが蔓延して、世界の風景は一変。
ヘッドマウント系を被ってもらうのに消毒を徹底したり、そもそも予定していた展示系プロジェクトが無くなったり、、、そしてオリンピックも延期。。。
そんな中でも、ドコモ様からはその後のプラットフォーム開発を進める上で、前回展示のようなサンプルコンテンツをワンオフで作るのではなく、オーサリングツールを作ってよりたくさんの人にARクラウドを柔軟に活用してもらうための基盤開発の部分のご支援を担当させてもらえることに。
当初は概念設計で、ホロラボ社内では2020年の展示から担当をしていた林さんとヒノボルさんの2名がキャッチボールしながらあれこれと密に会話しつつどんな機能が必要となるかを詰めて行きました。
ある程度設計が見えた段階からは、開発規模も大きくなって徐々に開発メンバーが増員。オーサリングツール動作の目途が立った頃からはサンプルコンテンツとオーサリングツール開発が平行することに。
今度はコンテンツ企画とコンテンツ用各種マテリアルの制作チームを編成。社内には3Dコンテンツ制作が出来るメンバーがそれほど多くはないため、ゲーム用3Dアセット制作で実績のあるメルポット様にお願いしてチームを編成頂きました。
3Dアセット制作でお世話になったMELPOT様ウェブサイト
https://www.melpot.co.jp/
最終的にホロラボ担当パートのみでも20名を超えるチームとなり、完成したのは、ドコモ様の本社のある赤坂の街を舞台に展開されるCity ScaleのARコンテンツ。
「ARクラウド」や「オーサリングツール」など、分かり辛い技術を分かりやすく説明するためのビデオも制作して、迎えた2月頭にめでたくdocomo Open House 2021でのお披露目に至りました。
AR関連技術がめざましく進歩して、以前はコンセプトでしかなかった体験がある程度実現可能になってきました。docomo Open House 2021で公開された動画をご覧いただいた方は「これ、映像にポストプロセスしたのではなくて、ARコンテンツとして体験ができるんです!」といった雰囲気をわかっていただけたのではないかなと思います。
最後に、貴重かつエキサイティングなプロジェクトに携わる機会を与えて頂いたドコモのチームの皆さん、ご一緒に企画・調査・設計・開発・コンテンツ制作と多岐に協力頂いているパートナー企業の担当の皆さん、ホロラボ内で担当してるチームメンバーの皆さんにお礼を申し上げます。
引き続きARクラウドで実現する街・人とデジタルコンテンツ・コンピューターとの新しい関係性、可能性をどんどん具体化していきましょう!
docomo Open House 2021 Staffs of HoloLab Part
Direction
General Direction - Yu Hata (HoloLab Inc. / Designium) https://twitter.com/yhworld
Assistant/Legal - Takesen (HoloLab Inc.) https://twitter.com/takesenit
Technical Direction - Tomoki Hayashi (HoloLab Inc.) https://twitter.com/keshin_sky
Technical Direction - Hinoboru - Nisho Matsushita (HoloLab Inc.) https://twitter.com/liketableteninu
Development
Authoring Tool - Tomonori Mizutani (Designium) https://twitter.com/mizutanikirin
Authoring Tool - Gerald Gmainer (Designium)
Authoring Tool - Yusuke Sakuma (Designium)
CMS/RT Server - Tatsuhiko Hayashi (Designium)
Client Viewer - Tomoki Hayashi (HoloLab Inc.) https://twitter.com/keshin_sky
Client Viewer - Hinoboru - Nisho Matsushita (HoloLab Inc.) https://twitter.com/liketableteninu
Client Viewer - Fumo Yoshida (HoloLab Inc.) https://twitter.com/fumobox
Client Viewer - Keizo Nagamine (HoloLab Inc.) https://twitter.com/KzoNag
Contents Production
Concept Making - Manabu Hasegawa (Designium) https://twitter.com/hassegawa
Produce Tomoyo Hirayama (HoloLab Inc.) https://twitter.com/Riserva79
Programming Mitsuki Bando (Mark-on) https://twitter.com/_udonba
Voice Koromo Aida
3D Modeling : Project Manager / Director - Toshio Yasuhara (MELPOT Inc.) https://www.melpot.co.jp/
3D Modeling : Art Director - Teppei Mizumoto (MELPOT Inc.)
3D Artisrt - Momo Igarashi (MELPOT Inc.)
3D Artisrt - Shinnosuke Kotani (MELPOT Inc.)
3D Modeling : Technical Adviser - Ryosuke Nakai (MELPOT Inc.)
Videography
Video Editing - Naoyuki Hirasawa (Designium) https://twitter.com/eatora22
App Developing - Matt Hudson (Designium) https://twitter.com/mechpil0t