ブログ@HoloLabInc

株式会社ホロラボのブログです

AzureKinect DK USBケーブル動作実績

Azure KinectのUSBケーブル動作実績をまとめています。

  • 2020/04/05 公開

スプレッドシートにもまとめています。 docs.google.com

現状でホロラボとしのて知見は下記となります。

  1. データケーブルを延長する場合はType Aケーブルを使用する
  2. 電源側はUSBケーブルではなくコンセント側を延長する
    • USBケーブルを延長すると減衰して必要電圧に満たない場合がある

参考サイト

www.newnex.com

動作確認済み Type-A オス to Type-A メス データ用延長ケーブル

メーカー 品番 規格 端子 長さ 電源供給 備考
Newnex UL-EX-10M USB 3.1 Gen. 1 Type-A オス to Type-A メス 10m なし
Newnex UL-EX-16M USB 3.1 Gen. 1 Type-A オス to Type-A メス 16m なし

動作確認済み ケーブル

メーカー 品番 規格 端子 長さ 補助電源 備考
Newnex FIRENEX-ULC-8 USB 3.1 Gen. 1 Type-A to Type-C 8m 必要
Newnex FIRENEX-ULC-16 USB 3.1 Gen. 1 Type-A to Type-C 16m 必要
Newnex UL-C21C11-8M USB 3.1 Gen. 1 Type-C to Type-C 8m 必要 注1
Newnex UL-C21C11-16M USB 3.1 Gen. 1 Type-C to Type-C 16m 必要 注1
Anker AK-A8485011 USB 3.1 Gen.2 Type-C to Type-C 0.9m 不要 注2
Cable Matters 107002-BLK-2m Thunderbolt 3 Type-C to Type-C 2m 不要 注2
Newnex UL-C21C31-10M USB 3.1 Gen. 1 Type-C to Type-C 10m 不要 注1、注3

動作対応製品(未確認)

メーカー 品番 規格 端子 長さ 補助電源 備考
Newnex UL-C21C31-10M USB 3.1 Gen. 1 Type-C to Type-C 10m 不要 注1、注3

動作しなかった/不安定(確認済み)

メーカー 品番 規格 端子 長さ 備考
Kaweno KI-0009 USB 3.1 Gen2 Type-C to Type-C 3m 注4

動作しなかった/不安定(未確認)

メーカー 品番 規格 端子 長さ 備考
Oculus Oculus Link ケーブル USB 3.1 Gen1 Type-C to Type-C 5m

注記

注1

  • 端子が長いが、差し込み部分が短いためちょっとした応力で故障しやすいです
    • TypeCのケーブルはポートも壊しそうなので、TypeAでの延長をおすすめします
  • このケーブルには指向性があります。青をホスト側、黒をデバイス側に接続してください
  • f:id:kaorun55:20200405150742p:plain

注2

  • ノートパソコンでは電源供給能力が不足するため補助電源が必要になるかもしれない

注3

  • UL-C21C11-8M/16Mの新製品です。USB PDに対応してAzure Kinectに1本で通信/給電が可能なケーブルです。補助電源が不要になります。

注4

  • 電源無しで使えるが、映像が乱れる等動作が不安定になる場合がある

その他

  • マザーボード(ASUS PRIME Z390-A)のUSB Type-CポートにAzure Kinectを接続した場合、 通電復帰時にパソコンを自動起動する設定では起動時にUSBの初期化に失敗する現象を確認しています。 電源ボタンを押してパソコンを通常起動する場合は正常に動作します。

MRTK v2.2の Settings prompt (セッティングプロンプト)について

MRTK v2.2の Settings prompt (セッティングプロンプト)が急に表示されなくなりました。別のPCでは表示されるので固有のPCの問題のようです。

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社内で聞いてみたところUnity Editorの

[Eidt → Project Settings → Mixed Reality Toolkit → Ignore settings prompt on startup]

にチェックが入っているとのこと。このチェックが入っているとプロンプトの表示がスキップされるようです。

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この設定はUnity Editorをまたぐようで、一度MRTKでIgnoreすると永続的にIgnore状態になるようです。

実際にこの状態でIgnoreすると「Ignore settings prompt on startup」にチェックが入るんですね。

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再度チェックを外しましょう。

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HoloLensのフロントエンドとしてのPowerApps

HoloLens 2とPower Appsを組み合わせてみました。

Power Appsに個別識別用のパラメーターを付加したURLをHoloLensで読み取り、ブラウザでPower Appsを起動する。

これによってHoloLensの課題である位置合わせが不要になります。またオブジェクト認識だけでは難しい個別の認識もパラメーターで行うことができます。

HoloLens 2のハードウェアリカバリー

HoloLens 2のソフトウェアリセットができなくなった場合はPCからリカバリーを行います。

docs.microsoft.com

HoloLens 1ではWindows Phoneと共用のWindows Device Recovery Toolを使用していましたが、HoloLens 2では専用のアプリが用意されています。

下記リンク先からストアを経由してWindows PCにインストールします。

www.microsoft.com

HoloLens 2とPCをUSBケーブルで接続してアプリを起動するとリカバリーが開始されます。

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HoloLens 2とPCが接続できていない場合には下記のように表示されます。

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HoloLens 2とPCが接続できているが、PC側からの検出ができない場合には下記のように表示されます。

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接続が確認できるとリカバリーするOSバージョンが表示され、OSイメージをディスクまたはインターネットからダウンロードします。 2020/01/28現在でOSイメージは公開されていないので、インターネットからダウンロードします。

OSイメージの公開を教えてもらいました。

直リンク → https://aka.ms/hololens2download

docs.microsoft.com

ダウンロードされたOSイメージは

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp\ARC\Downloads\<GUID?>

の下に置かれます。AppData以下を拡張子「*.ffu」で検索すると早いでしょう。

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あとはダウンロード、インストール、再起動を待ちます。

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Power Platform の PowerApps を始めてみました

ちょっと思うところがあり、Power Platform の Power Apps を始めてみました。

Power Platform は

Power Platform は Power Apps、Power Automate、Power BI でデータの収集から解析・予測までロー コーディングで実現するプラットフォームです。

Power Platform - Microsoft Dynamics

とされています。

Power Apps はその中でもローコーディングで業務アプリケーション開発ができる環境です。

powerapps.microsoft.com

料金体系はまた理解できていませんが、2パターンのようです。

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Office 365の管理メニューからトライアルを設定することもできるので、テスト的に使用する場合はこちらでもよいかと思います。

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いくつか簡単なものを作ってみました。

Twitterだとアレですが、 Slack や Microsoft Teams にも投稿できるので、普通に業務アプリとして利用ができます。

やってみると、 Power Apps は画面周りで、処理部分は Power Automate という環境で作り、それを Power Apps のUIから呼び出す方が良いようですね。料金は Power Apps に含まれているようです。 powerapps.microsoft.com