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株式会社ホロラボのブログです

HoloLensをリカバリーする為にWindows Device Recovery Toolをインストールする

はじめに

HoloLensをリカバリーする方法の一つとしてWindows Device Recovery Toolから行う方法があります
Windows Device Recovery ToolはPCにインストールし、HoloLensとUSB接続してリカバリーを実施します
ここではWindows Device Recovery Toolのインストール方法を紹介します

Windows Device Recovery Toolのインストール方法

1.Windows Device Recovery Tool: FAQよりWindows Device Recovery Toolのインストーラーをダウンロードします

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2.Windows Device Recovery Toolのインストーラーを実行します

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3.[インストール]を選択します

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4.セットアップウィザードが起動するので[次へ]を選択します

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5.[使用許諾契約書に同意します]を選択し、[次へ]を選択します

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6.デスクトップにショートカットを作成する場合は[デスクトップにショートカットを作成する]を選択し、[インストール]を選択します

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7.インストールが開始され、終了後[閉じる]を選択します

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8.インストール完了後、Windows Device Recovery Toolを実行するとツールが起動します

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Unity 認定プログラマー試験に合格しました

こんにちは、たるこす (@tarukosu) です。

2018/12/26 に Unity 認定プログラマー試験を受験し、合格しました。

試験の概要については、以下の公式ページをご覧ください。

Unity Certification - Certified Programmer

事前勉強

Unity 公式コースウェアとして、coursera というオンライン講座サービスで、4つのコースが用意されています。

www.coursera.org

自分は1週間くらいかけてざっと目を通しました。

普段から HoloLens アプリ開発で Unity は使っているのですが、自分があまり使わない機能は知らないことも多いので、 かなり勉強になりました。

当日の流れ

試験はテストセンターで行われます。会場の候補はいくつかあり、試験予約時に選ぶことができます。

私は武蔵小杉のテストセンターを選びました。武蔵小杉駅の目の前にあります。

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会場に着くと、本人確認があります。 身分証明書を2種類持っていくことを忘れないようにしましょう!
詳しい説明は、試験予約時に送られてくるメールに書かれています。

その後、試験の説明の紙を渡され、名前を書いたり写真を撮られたりしました。写真はテスト終了後にもらえるスコアレポートにも印刷されます。(寝ぐせには注意しましょう)

試験は PC が置かれたブースで行います。持ち込みはできませんでした。

試験問題は、105分で60問でした。急がずに問題を解いても、30分ほど時間が余りました。時間が余っていても、解き終わったら試験を終えることができます。

テストが終了すると、すぐに結果が画面に表示されます。

合格基準点が 500, 最高スコアが 700, 自分の点数は 600 でした。知らされるのは合計得点のみで、詳しい配点はわかりません。

試験の内容

内容について詳しく書くことはできないですが、以下のようなタイプの問題がありました。

  • 問題文のプログラムを読み解いて、エラーの原因や空欄に当てはまるプログラムなどを答える問題
  • ゲームデザインが書かれた文章を読んで、適切な実装方法を答える問題
  • エラー内容が書かれた文章を読んで、原因を答える問題

難しかったのは実装方法を答える問題で、メソッド名や処理内容などは正確には覚えていなかったりするので、自信を持って答えられませんでした。

逆に、プログラムを読み解く問題は、丁寧に読んでいけば理解できるものがほとんどだったので、得点源になったと思います。

以上、Unity 認定プログラマー試験の受験レポートでした。

HoloLensへアプリケーションパッケージをインストールする(RS5版)

前提

HoloLensのバージョンはRS5を想定しています。

アプリケーションパッケージのフォルダ構造はVisualStudioからアプリパッケージの作成した状態を想定しています。

インストール方法

1.ブラウザからWindows Device Portalを開きます

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2.Windows Device Portalから[Views]→[Apps]を選択します

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3.[参照]を選択し、.appxbundleファイルを選択します

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4.[Allow me to select optional packages]を選択し、[Next]を選択します

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5.[参照]より、[Microsoft.NET.CoreRuntime.1.1.appx]を選択します
 ファイルは[アプリパッケージ名称]>[Dependencies]>[x86]に格納されています。(ARM/ARM64/x64フォルダは使用しません)

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6.同様に[Dependencies]>[x86]配下のファイルを選択します

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7.[Install]を選択するとインストールが開始されます

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8.インストール完了すると[Package Successfully Registered]が表示します
 [Done]を選択してインストールを終了します

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9.HoloLens上でアプリケーションが起動することを確認します

開発環境なしでHoloLensのデバイスポータルをUSB経由で使用する方法

HoloLensのデバイスポータルをUSB接続で使用するにはWindowsSDKが必要ですがすべてをインストールするのは1Gバイト程度の容量が必要です。

最小限のインストールで使用可能にする方法を説明します。

1. WindowsSDKのダウンロード

1.ダウンロードサイトにアクセスします

Windows 10 SDK

2.[インストーラーをダウンロードする]よりインストーラーをダウンロードします

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2. WindowsSDKのインストール

1.ダウンロードした[winsdksetup.exe]を実行します

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2.[Next]を選択します

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3.[Next]を選択します

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4.[Accept]を選択します

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5.[Windows IP Over USB]のみを選択し、[Install]を選択します

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6.インストールが開始されます

7.[Close]を選択します

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3. Windows Device Portalへのアクセス

1.ブラウザからWindows Device Portal(http://127.0.0.1:10080/)を開きます

2.Windows Device Portalが表示できるようになります

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[参考記事]

HoloLens のDevice Portalにlocalhostで接続するには、Windows SDKが必要 - littlewing

ATL-MRイベントシステム開発ブログ第3回「ユーザー体験の向上」

ホロラボ武仙です。 ATL-MRイベントシステムについて、3回目のアップデートをお送りします。

今回は、ユーザー体験の向上を目指した細かな機能開発について。

  • デザイニウムYoutubeチャンネル

HoloLens、HTC VIVE、OculusGo、、、ホロラボ/デザイニウムオフィスにある各種xR系のデバイスを「とりあえず繋いでみよう」的なノリで空間共有して動かしてみたところから始まってるこのシステム。

実際にプロトタイプを動かして使い始てみると色々と新しく気付くことがありました。何といっても、VRとMRで見えてるPhysicalな現実が繋がって相互に作用する体験自体が、私たちの想像を超えたものでした。

  • 各デバイスごとのチュートリアル

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動画の最初はコントローラーの使い方。各種システムそれぞれで微妙にUIが異なるので、それぞれの使い方を初心者にもわかるようにしよう、ってことでログイン画面にとりあえずチュートリアル的な絵を出してます。たぶん、これももうちょっといい方法が産まれるはずですが、まだプロトタイプなのでこれでご勘弁w

  • VRミラーと、自撮り&VRカメラ機能

OculusGoとVIVEで使ってみて「自分が見えない、どんな姿をしてるか分からない」っていう不安感から生まれたのが次の「自撮り機能」と「鏡」。とりあえず繋げた段階で、HMD越しに視野は見えてるんですが、自分の体が見えないっていうのって結構不安なものと気付く。自分の体を出すっていうのも一つの解決策ですが、とりあえずはVR空間内に鏡を配置して自分の姿が見られるように。

f:id:takesenit:20181028112247p:plain *同システム開発担当の屈強な?MattさんがUnityちゃんをバ美肉して喜びのアイコンを出してる図

あと、自撮り機能で背景と一緒に見ることが出来るようにしました。何人かで集合して、記念写真を撮るような使い方がされるようになると嬉しい機能。

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あと、この自撮り機能をスマホのようにリア/フロントのカメラ切り替えを実施すると、なんとVRカメラが完成。

この機能で、VRの中ではどのようなコミュニケーションが行われているのかを収録して、必要であれば現実世界に放映することが出来ます。利用法としては、VRカメラマンを1名VR空間内に配置して、撮影した映像を現実世界のイベント会場のプロジェクターとかでリアルタイムに大写しで放映することを考えています。

  • スライドへのポインター機能

最初にLightning Talkのような登壇者と参加者のいるイベントを想定。試しにスライドの内容を説明してもらったんですが「ここ」っていうのが音声だけだと全然分からないw そこで、スライドに対して登壇者や参加者が指定した位置にポインターを表示出来るようにしました。HoloLensユーザーがAir Tapでポインターを置いた場所が、他のユーザーでも位置共有して表示されます。

  • 高さ調整

VRの場合には座ってログインするのか、立ってログインするのかで、最初は視点の高さを現実世界そのままと同じく設定をしていました。ただ、座ってログインしたユーザーは他のユーザーの顔の位置を「見上げるような」位置になってしまって、なんだかVR空間でも背が低いような劣等感を感じましたw

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VR空間内での高さ方向はある程度自由にしたいよね、ってことで高さ調整の機能が実装されました。背の高くない武仙としては、ぜひこの機能で物理空間で参加してるユーザーを見下ろしてみたいw

ということで、作ってみて、動かして見て、気持ち悪かったり、必要だなと思った機能を一つ一つ実験的に作って行っています。現時点では関係者のみでの小規模なテストですが、近いうちにブログを見て頂いている皆さんにも、MRもしくはVRで参加して頂くテストを実施したいなと思っています。

テストユーザーの募集はこのブログ等でもご案内していきますので、気になっている方はぜひお楽しみに!

  • シリーズバックナンバー

第1回: 「ATL-MR」とMRイベントシステム https://blog.hololab.co.jp/entry/2018/10/04/175300

第2回:「VR側の世界」 https://blog.hololab.co.jp/entry/2018/10/27/233723