HoloLensの耐衝撃、防塵規格について下記に記述がありました。
- HoloLens は、北米とヨーロッパにおける保護眼鏡規格の基本的な衝撃試験に合格しています。テストの結果、保護眼鏡の認定規格として最も一般的な ANSI Z87.1、CSA Z94.3、EN 166 の基本的な衝撃保護要件に準拠していることが確認されました。
- HoloLens は、高い防塵性が認められる IP50 (粉塵への保護) の評価を獲得しました。これは、最前線で働く従業員の多くにとって非常に重要な特徴です。
HoloLensの耐衝撃、防塵規格について下記に記述がありました。
2017/11/19 に開催された「xR Tech Tokyo #8」に弊社立原が登壇しました。 スライドを公開しているのでご参照ください。
www.slideshare.net
HoloLensとImmersiveデバイスの概要と稲波病院アプリの話となっています。
本講演ではコラボレーティブ・コンピューティングの話も入っています。これが今のところのホロラボでのAR/VR/PCのゴールと考えています。それぞれ連携することでコミュニケーションを支援する。単体でも何らかを支援する。それがWindows MRプラットフォームの考え方と解釈しています。
稲波病院アプリはコラボレーティブ・コンピューティングのテスト実装でもあり、スライド中でも説明と実装での対比が入っています。
説明
実装
動画
2017年11月17日付 日経産業新聞にホロラボの取り組みが掲載されました。
ビジネスとコミュニティの両面で紹介されています。
(2017/11/20)電子版が公開されています。
1面トップにはビジネス面について、先日のTechSummitで発表された稲波病院様との「MR脊椎・関節手術トレーニングシステム」について。
3面では、コミュニティ面についてHoloMagiciansの取り組みとマイクロソフトパートナーについて。
ホロラボでは今後もビジネスとコミュニティの両面でHoloLnesやMRの取り組みを進めていきます。
「I/O 2017年 12 月号」に「「MR」と「HoloLens」」と題してHoloLensの記事を書きました。
HoloLensの概要から応用範囲や、Windows MRイマーシブデバイスの概要、アプリ開発の概要、コミュニティについて幅広くまとめています。
ぜひご覧ください。
マイクロソフト Mixed Reality パートナープログラムで発表された「MR脊椎・関節手術トレーニングシステム」についてご紹介します。
本件はお客様がお医者様だったため医療トレーニングの事例となっていますが、それぞれの機能については業界に依存しないものとなっています。
お医者さんからの課題は下記でした。
下図右にある電子カルテ(これはイメージです)のように、いままでモニターに表示していた映像をHoloLensに表示することでモニターを減らすことができる。また自分の見たい位置に自在に動かすことができる。
CTスキャンデータを3Dモデル化した立体の骨モデルを移動、回転、拡縮できる基本機能、骨の名称のような基本情報の表示ができます。
Sharing(空間共有)機能もあるので、同じ場所で同じ3D CGモデルを見ながらコミュニケーションを行うことができます。
音声アノテーションの機能により、音声でそのまま記録を残すことができます。 いままでのPCや手書きでのメモでは、記録者(ここでは研修医)の主観によって情報が減ってしまったり、内容が変わってしまったりします。音声であれば記録者(ここではベテラン医師)の情報、感情などフィードバックをそのまま保存できます。さらに音声であれば声を聴くだけで誰のコメント化を瞬時に認識することもできます。
HoloLensでは空間座標を持っているため、音声を記録した位置と視線の先の位置も同時に保存しています。 これによって「誰が」「どこから」「どこを見て」「記録を残した」かという情報がすべて残ります。音声が記録された位置から再生されるので、声は空間音響によって記録位置が音源となります。
この音声アノテーションの機能はFord社の事例にあるものを独自に実装しました。
遠隔でのサポートとしてビデオチャットの機能(WebRTC)をいれています。HoloLensのMixed Reality Capture(MRC)映像とマイクからの音声をWebRTCで遠隔地のコンピューターに送信します。
遠隔地のコンピューターはHoloLensに限らず普通のPCでもやり取りができます。すべてをHoloLensにする必要がないこと、いまのシステムの中にHoloLensを組み込むなど柔軟な対応ができます。
このビデオチャット機能はThyssenKrupp社の事例にあるものを独自に実装しました。
本アプリケーションはHoloLensだけでなく、Windows MR Immersiveデバイス(以下、Immersiveデバイス)にも対応しています。
同じ場所でのSharingは複数台のHoloLensが適していますが、遠隔地であればImmersiveデバイスができしていることもあります。
ImmersiveデバイスではHoloLensとほぼ同じ機能が実装されていますので、音声アノテーションやビデオチャットを行うことができます。
このようにHoloLens、Immersiveデバイス、PCが連携してコミュニケーションを行うことは、2017年5月にHoloLens開発者のアレックス・キップマン氏がde:code 2017の基調講演で語っていたコラボレーティブ・コンピューティングをいち早く実装した例になっています。
みなさんの業界や業務用途において、これらのシナリオの部分部分が活用できれば幸いです。